LAST UPDATED: 2025/04/04
このページでは、主に研究室分属前の学部生や外部の皆様へ向け、研究内容の簡単な要約と私の教育方針について記載しています。FAQと併せてお読みいただくと研究室についてより理解が深まると思います。
モデル植物シロイヌナズナや作物種の収量増加、高機能性成分の調節に資する代謝ネットワークを理解するために、植物システム生物研究に従事してきました。より具体的には、
(1)遺伝子発現や代謝物等のマルチオミックスデータを統合するバイオインフォマティクス手法の開発
(2)統合ネットワーク解析手法の開発
(3)オミックスデータ解釈に資するデータベース開発
を行ってまいりました。詳しい研究内容はこちら→Research
以下の和文解説記事は(学部生にとっては)専門的過ぎるかもしれませんが、より詳しく研究内容を理解する上で有用かと思います。ウェブ上からPDFファイルをダウンロードして無料で読むことができますので、ぜひご覧ください。
以下のような教育を心掛けています。
いうまでもなく大学における学生の本分とは学問をすることです。ここでいう学問とは就職を有利にする手段という意味ではありません。自らの利益だけを追求するものでもありません。世のため人のため、自分の住む地域のために努力しつづけられる価値ある規範を自ら見い出してほしいのです。よりよい社会を創造する一員として自らの学問を実践し続けることが重要です。己の立ち位置を見極めて、置かれた場所で努力を積み重ね続けられる社会人になってほしいと思っています。
京都府立大学の理念には、自然の諸分野にわたる真理を探究し教育した成果を健康福祉の向上、産業振興、文化の継承発展、国際社会の調和ある発展に活かすことが掲げられています。学生の皆様には、本学での学習を基礎にし、発展的に生涯にわたって学び続け、互いに教え合い、他人を助け、健全で豊かな日本社会を作り上げていってほしいと願っています。
好奇心が旺盛
素直
明るく朗らか
R6年度
メタ分析とパスウェイ解析によるシロイヌナズナおよびイネの カドミウムストレス応答遺伝子の探索と比較
発現変動遺伝子および共発現ネットワークの統合分析によるシロイヌナズナの乾燥ストレス短期応答遺伝子の探索
R5年度
シロイヌナズナのストレス処理による遺伝子発現時系列データから異なる解析ツールで同定した発現変動パターンの比較
公共トランスクリプトームデータのメタ分析によるシロイヌナズナ窒素応答遺伝子候補の同定
R4年度
フラボノイド代謝パスウェイの情報基盤整備―マルチオミクス解析への利活用―
マイクロアレイおよびRNA-Seqデータのメタ分析によるシロイヌナズナの乾燥ストレス応答遺伝子の同定